コラム August 12, 2023

夏バテ解消につながる朝習慣!明日の朝から実践すべき行動5選

今年は春シーズンから気温が高い日が多く、いつもより疲労やストレスが溜まっている方が多いようです。
夏バテ対策でうなぎなどを食べても、それは一時的な疲労解消にしかなりません。
そこで、起床時に行なうべき、夏バテを吹き飛ばす5つの行動を紹介していきます。
毎日の習慣にすれば、暑さに強い体質に変わっていくことでしょう。

1.起きたらすぐに日光浴をする

寝つきが悪くて眠りが浅いと疲労回復とストレス解消が進まず、免疫力も低下して病気リスクが高まります。
質の高い睡眠をとるには、起床時間と就寝時間を毎日同じにして、朝起きたら日光浴をする必要があるんです。
これによって、体内時計がリセットされて目覚めの気分がよくなりますし、眠気を発生するメラトニンの分泌リズムも整い、毎晩決まった時間に眠くなって寝つきがよくなります。
眠りの深度も高くなるため、日中にたまった疲れもしっかり解消できることでしょう。

2.白湯を飲んで水分補給する

暑い夏の朝は、冷えた水を飲んで目を覚ましたいところですが、水を50~60度ぐらいに沸騰させた白湯を飲むようにしてください。
胃腸の動きが活発になり、便意が発生しやすくなりますし、食欲もわいてきますよ。

3.食事をしっかり摂る

夏は朝から食欲がないという方も、1日の活動のエネルギー源である朝食をしっかり摂ってください。
何も食べないで仕事や家事を始めると、脳がエネルギー不足になっているため、効率は低下してミスを犯しやすくなります。

4.食事に大豆製品や乳製品を加える

納豆や豆腐、味噌などの大豆製品や、牛乳やチーズといった乳製品には、「トリプトファン」というアミノ酸が多く含まれています。
トリプトファンは自律神経の乱れを整える「セロトニン」に変化し、ストレスを軽減したり、交感神経と副交感神経の切り替えを正常化してくれるんです。
さらに、セロトニンは眠気を発生させるメラトニンに変わります。
トリプトファンがメラトニンに変わるまで約15時間かかりますので、朝食に上記の食材を摂ることは快眠につながり、夏バテ解消にも役立つんです。

5.ラジオ体操をする

起床後に軽い運動をすると、自律神経の乱れがさらに整いやすくなります。
できれば15分程度の散歩をしたいところですが、朝から気温が高い日は3分で完了するラジオ体操を習慣にしてみましょう。
ラジオ体操をすれば、全身の筋肉を動かすことができますので、心身がシャキッと目覚めて午前中から活動的に過ごせますよ。

以上、カンタンにできる5つの習慣を挙げてみました。
夏バテを放置しておくと、心身共に病気のリスクが高まっていきますので、根本的な疲労回復&ストレス解消対策を講じてくださいね。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)