コラム August 15, 2023

夕立や台風シーズンは要注意!覚えておきたい"天気痛"対策5選

夕立や台風が多くなるこれからの季節、気圧の低下によって自律神経が乱れ、めまいや吐き気、古傷の痛みなどの症状を引き起こす「天気痛(気象病)」に悩まされる方が増えます。
あまり聞きなれない病気ですが、日本人の半数以上が抱えているこの病の対応策を解説していきます。
雨が降ると、決まって不快症状が発生するという人は、ぜひ、生活習慣に取り入れてみてください。
自律神経が整うと寝つきがよくなり、睡眠の質が上がるというメリットもありますよ!

天気痛対策1:耳栓をする

気圧の変化を感じて自律神経を乱すのは、耳の内部にある内耳という器官です。
そこで役立つのが、「天気痛専用耳栓」。
これを使うことによって内耳に気圧変化が伝わることを防げますので、不快症状も出にくくなるのです。

天気痛対策2:寒暖差に注意する

普段から自律神経が乱れがちな人は、天気痛を発症しやすくなります。
したがって、日常生活を見直して自律神経にダメージを与える習慣や行動を改める必要があります。
とくに今の時期は、外は猛暑で室内は冷房が効いているといった寒暖差が激しい状況にありますから、カラダの冷えに注意するとか、汗をかいても冷房ですぐに涼むのではなく、タオルでふき取るといった行動が重要です。

天気痛対策3:ツボを押す

手首のしわがある部分に指を3本当てて、2本の腱の間を押してみてください。
ここには「内関(ないかん)」というツボがあり、天気痛の予防になるだけでなく、吐き気やめまいといった症状の緩和にも役立ちます。

天気痛対策4:耳を温める

内耳の血行がよくなることでも、天気痛の症状は防げます。
耳をマッサージしたり、ホットタオルなどを当てたりしてみましょう。
また、耳の裏側にある小さい突起には「完骨」というツボがあり、この部分を集中して温めるとより高い天気痛予防効果が期待できますよ。

天気痛対策5:夜はお風呂で湯船に浸かる

夏だからといって、シャワーで済ませる入浴はNGです。
38度ぐらいのぬるま湯に15分ぐらい浸かって、カラダを芯からポカポカにしましょう。
このような入浴法を習慣にすることで、夜に優位になる心身をリラックスさせる「副交感神経」が活性化し、自律神経の乱れが整いますし、寝つきもよくなります。
自律神経が整えば、天気痛の予防や緩和につながるだけでなく、睡眠の質向上も期待できます。
夏は暑さによる疲労で自律神経もお疲れ気味ですから、本記事で紹介した行動を生活に取り入れていきましょう。