コラム
August 06, 2018
いびきの軽視は危険!?命を落とすことにもつながる悪癖の対処法
寝ている時に発生する“轟音”と言えば、いびきです。
誰にでもあるクセとして軽視されがちですが、実は命を奪う恐ろしい病気につながることもあります。
自分だけでなく、一緒に寝ている家族の健康も害す悪癖は、生活習慣と寝具の改善で対処しましょう!
一緒に寝ている人の睡眠も妨げる轟音
わたしたちは空気を吸い込んで酸素を肺に取り込み、それを生命活動のために全身送り届けています。
空気は喉を通過するのですが、この時、「気道」が狭くなっていると空気の通り道が細くなり、周辺の組織が振動して、あの“轟音”が発生するのです。
いびきをかくと、本人は体が酸欠状態になって息苦しさを感じ、眠りが浅くなってしまいますし、症状がひどくなると「睡眠時無呼吸症候群」になり、脳や心臓などの疾患を引き起こして命を落とすことも。
また、一緒に寝ている人も轟音で目が覚めるため、深い眠りが得られなくなり、次第に心身の疲労が重なって睡眠障害を引き起こしやすくなります。
飲酒と肥満でいびきをかきやすくなる
お酒を飲むといびきをかきやすくなりますが、これはアルコールの作用で筋肉が弛緩して、気道周辺の筋肉も緩むからです。
さらに、肥満気味の方は、喉にも脂肪がつきやすくなるため、こちらも気道がせまくなりがちに。
睡眠の質を低下させず、毎日、充実した生活を送るためにも、いびきをかいている人は飲酒の頻度を減らし、適度な運動を習慣にして、「寝ている間の酸欠状態」を改善しましょう。
もう1つ注意したいのが、寝具の状態です。
低反発のマットレスなどを使っていると、喉付近が沈み込んでしまい、こちらもいびき悪化の原因に!
横になった状態で、あごが沈み込んでしまうようでしたら、高反発マットレスを使ってみましょう。
寝返りもうちやすくなって、疲労回復がしっかり進む良質な睡眠をサポートしてくれますよ。