コラム December 29, 2023

【アンチエイジングの新常識】朝の日光浴と散歩が理想の美肌に導く!

みなさんは朝起きて、きちんと日光浴していますか?
このカンタンな行動が体内リズムを整えるとともに、美肌づくりを強力にサポートするんです。
今回は、気温が下がっていくこれからの時期に備えて、朝の日光浴と散歩がアンチエイジングにつながる理由について解説していきます。

成長ホルモンの分泌を促すメラトニンとは?

毎日同じ時間に起きて規則正しい生活を続けていると、決まった時間に眠くなりますよね?
これは、脳から分泌されるメラトニンというホルモンの作用によるものです。
メラトニンは、起床して太陽光を浴びると分泌量が減少し、その15時間後にその量が増えて心身を休息モードに導きます。
このメラトニンが分泌されると、寝ている間に成長ホルモンがしっかり分泌されて、お肌のダメージが修復されるとともに、古い細胞が新しい細胞と入れ替わり、肌コンディションが整っていくんです。

ほかにも、成長ホルモンにはコラーゲンやうるおい成分の生成をサポートするはたらきがあります。
このようなお肌の働きを促すためにも、朝起きたらカーテンを全開にして、太陽光を全身に浴びる習慣をアンチエイジングの一環として、生活に取り入れてくださいね。

血行不良は朝の散歩で改善

起床時の日光浴とともに、"モーニングルーチン"にしたいのは、15分ぐらいの散歩です。
カラダを動かすことで体温が上昇するのはもちろんのこと、日光を浴びながら歩けば、ストレスを軽減して自律神経を整える「セロトニン」という神経伝達物質の分泌量が増えるのです。
これによって全身の血のめぐりがよくなって冷え性解消につながりますから、血行不良が原因となって発生する肌くすみや目の下のクマが改善されます。
また、15分ぐらい散歩すれば、脳がしっかり目覚めてお腹もすいてきますので、朝食を食べてさらに体温が上がるという好循環が生まれるんですね。
スキンケアを徹底しているにも関わらず、お肌の状態がよくならないという方は、このような日光浴と散歩を日課にしてみてはいかがですか?
ただし、気温が低い季節でも紫外線は降り注いでいますから、散歩に出かける前のUVケアはお忘れなく!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)