送別会や歓迎会、お花見など、何かとお酒を飲む機会が増えるこの季節。
みなさんも、カラダへのダメージを考えて、飲む前に悪酔い対策をしたり、肝臓をサポートする健康食品を利用したりすることがありますよね。
しかし、中にはまったく効果がないアイテムもあり、知らず知らずのうちにカラダの負担がアップして、睡眠にも悪影響が及んでいることも・・・。
ウコンを飲んでも二日酔い防止にはならない
薬局で販売されるアイテムの中で、この時期、売上がもっともアップするのがウコンドリンクなんだそうです。
飲む前にウコンドリンクを飲んでおくと、アルコールの分解がサポートされて、肝臓の負担が減ると言われていますよね。
しかし、近年の医学における研究では、残念ながらウコンにはこのような効果がないことが分かりました。
ウコンを飲んで二日酔いしないのは、プラシーボ効果(暗示のような効果)によるもので、成分がアルコールの分解を活性化することもないというのが実状です。
このような二日酔い対策は、しじみサプリにも当てはまります。
確かに、しじみには肝機能をサポートする効果がありますが、サプリに含まれている量では不十分です。
飲み会が増える春シーズンは、こうした健康食品の力を借りず、普段の食事でしじみの味噌汁を摂る頻度を上げたり、高たんぱく・高カロリーの食事を避けたりすること肝臓のサポートにつながります。
眠りの質を極力落とさない飲酒法
お酒を飲むと脳が活性化してしまいますし、アルコールの利尿作用で夜中に何度も目が覚めるので、深い睡眠が得にくくなります。
また、寝ている間にも体内でアルコールの分解が進んでいるのですが、あるものが不足するとその活動が滞り、二日酔いを招くんです。
そのあるものとは、水です。
水はアルコール分解時に大量消費されますので、不足すると頭痛や吐き気などの症状を引き起こしますし、肝臓へのダメージが大きくなります。
ですから、お酒を飲む時は同量の水を飲むようにしてくださいね。
また、飲酒の頻度が高くなると、継続的な不眠のお悩みを抱えるリスクが高まります。
飲み会の翌日は、自宅では飲酒しない。
朝起きたらしっかり太陽の光を浴びて、体内のリズムを崩さないといった習慣を徹底して、楽しいお酒を飲みつつ、快眠を守ってくださいね。