コラム August 08, 2022

【常温水を飲むことの重要性】今年の夏はカラダを冷えから徹底的に守る!

暑い季節になると冷蔵庫で冷やした水やお茶を飲む、という方が多いですね。
でも、外出時など体温が上がっている場合を除いて、基本的に水分補給は夏でも常温の水を飲むようにしましょう。
今回は冷たい水がカラダに与える影響について説明していきますので、覚えておいてくださいね。

冷たい水を飲んでばかりいると夏バテの原因に!

ここ数年猛暑が続いていて、
「熱中症の予防のため水分補給をこまめにするように」
とテレビなどでも呼び掛けていますよね。
ここで注意したいのは、摂取する水の温度です。
水分補給の回数が増えているときに冷たい水を飲んでいると、内臓が冷やされ、血の流れが悪くなったり、胃腸の動きが遅くなったりします。

すると、「眠れない」「食欲がわかない」「カラダがだるい」といった夏バテの症状や、お腹を壊して下痢をしたり、「手足など末端が冷える」といった冷えを引き起こしたりすることも。
こうしたカラダの不調を避けるためにも夏でも水は常温で飲む習慣を身につけましょう。

就寝前はとくに冷たい水はNG!

寝る前に冷たい水を飲むと、交感神経が優位になって寝つきが悪くなってしまいます。
また、冷たさが膀胱を刺激してしまうため、夜中にトイレに行く回数が増えるので、常温の水やカフェインが含まれていないお茶を飲むようにしましょう。

おやすみドリンクとしておススメなのが、「水出し緑茶」です。
緑茶はお湯で淹れるとカフェインが抽出されるのですが、水だと抽出されないので、就寝前でも安心して飲めますよ。
ちなみに、緑茶には免疫をアップさせるカテキンやシミなどに効果的なビタミンCも含まれているので、カラダが弱りやすい夏にはぴったりです!
そのほかにおススメなのが、夏場に人気の麦茶。
麦茶にはナトリウムやカリウムといったミネラルが含まれているので、汗をかく季節にもってこいです。
さらにポリフェノールが含まれていて抗酸化作用がありますし、胃の粘膜を保護する働きもありますよ。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)