コラム
August 10, 2019
冬は夏以上に寝具の湿気に注意!自律神経の乱れで睡眠障害が悪化?
夏よりも汗をかく量が少ない冬シーズンは、寝具のケアがおざなりになりがちです。
敷布団などは、寝る前からひんやりしているため、湿気を含んでいることに気が付きにく いのですが、これが不眠を引き起こす原因になることも。
とくに、カラダが冷えやすい女性は自律神経が乱れやすくなりますから、寝具の見直しが 必要です。
日中はカラダだけでなく、脳も動かさなくてはなりませんので、交感神経が車のアクセル のようなはたらきをして、活動力を向上させる一方で、夜は心身を休息させるために副交 感神経が優位になり、睡眠に導いて疲労やストレス回復をはかります。 しかし、不規則な生活をしていたり、睡眠環境が悪化したりしていると自律神経のはたら きが乱れてしまい、夜になっても眠気が発生しないとか、眠りが浅いといった症状を引き 起こしてしまうのです。
女性に多い「冷え」も、自律神経を乱す要因の1つで、睡眠中に汗をかいてその水分がカ ラダにまとわりつくと、気化熱によって体温が奪われていき、冷え性がどんどん悪化して いきます。
これによって、自律神経のはたらきが鈍くなり、夜になっても交感神経が優位の状態が続 き、心身がストレスにさらされて不眠を引き起こすというわけなのです。
しかし、長年使っている寝具でしたら、一時的に水分を放湿できても、すぐに汗の水分が たまってしまうのです。 もし、陰干しなどのケアを続けているにも関わらず、寝具の通気性が改善せず、へたりも 目立つようでしたら、新しいマットレスなどに買い替えてみてください。
汗をしっかり吸湿・放湿する機能があり、通気性にすぐれたマットレスを使えば、寝てい る間の冷えが防止できますし、眠りが深くなって免疫力の向上も期待できますよ!
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)
敷布団などは、寝る前からひんやりしているため、湿気を含んでいることに気が付きにく いのですが、これが不眠を引き起こす原因になることも。
とくに、カラダが冷えやすい女性は自律神経が乱れやすくなりますから、寝具の見直しが 必要です。
冷えで副交感神経がはたらかなくなる
わたしの生命活動をサポートする自律神経は、交感神経と副交感神経の2つが対になって 作用し、健康生活を守っているんです。日中はカラダだけでなく、脳も動かさなくてはなりませんので、交感神経が車のアクセル のようなはたらきをして、活動力を向上させる一方で、夜は心身を休息させるために副交 感神経が優位になり、睡眠に導いて疲労やストレス回復をはかります。 しかし、不規則な生活をしていたり、睡眠環境が悪化したりしていると自律神経のはたら きが乱れてしまい、夜になっても眠気が発生しないとか、眠りが浅いといった症状を引き 起こしてしまうのです。
女性に多い「冷え」も、自律神経を乱す要因の1つで、睡眠中に汗をかいてその水分がカ ラダにまとわりつくと、気化熱によって体温が奪われていき、冷え性がどんどん悪化して いきます。
これによって、自律神経のはたらきが鈍くなり、夜になっても交感神経が優位の状態が続 き、心身がストレスにさらされて不眠を引き起こすというわけなのです。
寝具の機能が回復しない時の対処法は?
このような不調を招かないようにするためにも、冬シーズンもこまめに敷布団を陰干しし たり、布団乾燥機にかけたりして湿気を飛ばす必要があります。しかし、長年使っている寝具でしたら、一時的に水分を放湿できても、すぐに汗の水分が たまってしまうのです。 もし、陰干しなどのケアを続けているにも関わらず、寝具の通気性が改善せず、へたりも 目立つようでしたら、新しいマットレスなどに買い替えてみてください。
汗をしっかり吸湿・放湿する機能があり、通気性にすぐれたマットレスを使えば、寝てい る間の冷えが防止できますし、眠りが深くなって免疫力の向上も期待できますよ!
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)