コラム October 04, 2022

快眠のための寝室徹底改善!質の高い眠りに最適なベッドの位置とは?

みなさんは寝室にベッドを置くとき、何を基準にしていますか?
部屋の見た目の印象や、広いスペースをとることを重視してはいないでしょうか。
実は睡眠の質は、ベッドの位置によっても大きく変わってくるんですよ。
そこで今回は、ベッドを設置するときのポイントについて解説していきます。
ベッドの場所を変えただけで、朝の目覚めが変わるかもしれませんよ!

ベッドは朝日を浴びやすい位置に!

朝、目が覚めたらカーテンをすぐ開けて太陽の光を浴びることができるように、ベッドは窓から光が届く位置に設置しましょう。
明るい日光が睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を止めてくれて、眠気を飛ばしてくれますよ。
また、朝に光を浴びるとセロトニンの分泌量が増加して気分が明るくなり、やる気がアップすることで、日中のパフォーマンスが高まります。
そして夜になると、セロトニンは眠気をもたらすメラトニンに変換するので、スムーズに入眠することができるんですよ。

ベッドはドアから離れた場所に

ベッドはドアから距離をあけて設置するようにしましょう。
ドア付近に頭があると人の出入りが気になりますし、音が気になって目覚めてしまうことも。
ドアから顔が見えにくい位置にベッドを設置すれば上記のようなことも防げますし、眠っている間の安心感にも繋がります。
もし部屋が狭くてドアから離すことが難しいという場合は、ベッドの足元をドア側にして配置するようにしてください。

エアコンや湿度にも注意してベッドを設置

寝ているときエアコンの風が直撃すると、夏は冷気でカラダが冷えすぎてしまいますし、冬は肌や喉が乾燥してしまいます。
ベッドは、直接エアコンの風が当たらないところに置いてください。
ただ、寝室の間取りの都合でどうしても難しいこともあるでしょう。
そのような場合は市販のエアコンの風よけを取り付けるなどして、風が直接当たらないように工夫をしてくださいね。
また、ベッドは壁にピッタリつけず、10㎝以上離すようにして設置してください。
壁にくっつけてしまうと通気性が悪くなるため、カビが発生しやすくなります。
久しぶりに掃除をしようとベッドをずらしたら、マットレスと壁にカビがびっしり、なんてことも・・・。
とくに梅雨のシーズンや冬場などは、壁に結露が起こりやすいので気を付けましょう。
このように環境を整えることで睡眠の質が大きく変わりますので、本記事を参考にベッドの向きやレイアウトを見直してみてくださいね。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)