コラム March 30, 2023

冬でもしっかり日光浴を!睡眠美容とセロトニンの関係を徹底解説!

睡眠中に分泌される成長ホルモンには、お肌のターンオーバーを正常に保ったり、肌のハリや水分保持量を増やしたりなど、美肌に欠かせない役割があります。
成長ホルモンの分泌を促すのが、メラトニンという神経伝達物質で、その原料となっているのがセロトニンです。
つまり、理想的な睡眠美容を叶えるには、体内で生成されるセロトニンの量を増やすことがカギとなります。
今回は、セロトニンの生成をサポートする3つの行動について解説していきますので、みなさんの生活にも取り入れてくださいね。

まずは食生活の見直しを!

乳製品や大豆、バナナなどの食品には、セロトニンの原料となるアミノ酸「トリプトファン」がたくさん含まれています。
こうした食材を毎日摂れば、夜に分泌量が高まるメラトニンの生成量も増えるんです。
ちなみに、トリプトファンがメラトニンに変わるまでにかかる時間は15時間前後なので、上記の食品は朝ご飯の時に食べるようにしましょう。

適度な日光浴と運動を習慣にする

セロトニンは日光浴をすることで、体内の生成量が高まります。
この性質を利用して、まずは起床後すぐにカーテンを全開にして太陽光を浴びるようにしてください。
さらに、日中に運動を兼ねてウォーキングをしながら、日光浴をしましょう。
運動習慣もセロトニン増加につながりますし、眠りも深くなりますから、ウォーキングなどの軽い運動は一石二鳥ならぬ、"一石三鳥"ですよ。

ガムを噛んでセロトニンの生成を促す

セロトニンを分泌する神経は、一定のリズム運動を行なうことで分泌量が活性化します。
こうしたカラダの仕組みを利用して、日中はガムを噛むようにしてみてはいかがでしょうか?
もちろん、食事の時に食べ物をよく噛むこともセロトニンの分泌につながります。
この時も、リズムを取りながら咀嚼することを意識してくださいね。

今回紹介した美容法は、成長ホルモンの分泌促進だけでなく、睡眠の質向上にもつながりますので、ぜひ、実践してみてください。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)